フォロワー育成・フォロワーシステム導入
フォロワー育成・フォロワーシステム導入
誰もがきっと誰かのフォロワー
〜アドボケイトと伴走しながら、支持者として活動してみませんか?〜
フォロワーは、そばにいる人。ともに考え、ともに伝え、ともに動く。
私たちは、一人では解決できないこと、うまく伝えられないこと、ちょっとモヤモヤすること に出会うことがあります。
そんなとき、「一緒に考えよう!」「それ、どうしたい?」「こう伝えたらいいかも!」と寄り添ってくれる人がいたら心強いですよね。
それがフォロワーです。
フォロワーは、本人の代わりに決める人ではなく、本人とともに考え、行動する人。
悩んだり迷ったりしたときに、一緒に話し合いながら、本人の選択を大切にし、前に進むお手伝いをします。
フォロワーシステムは、そんなつながりを地域や生活の中に当たり前にしていくための仕組みです。

フォロワーは「マイク&スピーカー」のような存在
フォロワーの大切な役割のひとつに、本人の声を周りの人に届けること があります。
でも、大切なのは、本人のいないところで勝手に話さないこと。
フォロワーは、まるで 「マイク&スピーカー」 のような存在です。

本人の声が小さくて届かないときは、大きくして伝え、
本人の言葉が誤解されそうなときは、音色(言葉のニュアンス)を調整して伝える。
でも、フォロワー自身の言葉に置き換えたり、勝手に話を作ったりはしません。
あくまで本人の意思をそのまま伝えることを大切にします。
チョイス(選ぶ)& コントロール(決める)の保障
フォロワーシステムでは、本人が「自分のことを自分で選び、自分で決める」こと を何よりも大切にしています。
チョイス(自己選択)
→どんな選択肢があるのかを知り、自分の意思で選べるようにする
コントロール(主導権・自律)
→「これがいい」と思ったことを、他の人に決められるのではなく、自分で決め、その後の流れも自分で進めていけるようにするフォロワーは、「本人のために良かれと思って動く人」ではなく、「本人の価値観を支持し、応援する人」。
本人が決めたことを大切にし、どうすれば実現できるかを一緒に考え、動いていきます。

フォロワーの役割 〜一緒に考え、一緒に伝え、一緒に動く〜
◎一緒に話す:日々の何気ない会話から、考えを深める
◎一緒に考える:どんな選択肢があるのかを整理する
◎一緒に伝える(マイク&スピーカー):本人の思いを他の人に伝えやすくする
◎一緒に動く:本人が選んだ道を進めるよう、手助けをする
フォロワーがいることで、本人が安心して「自分で選び、決める」ことができる ようになります。
権利擁護支援委員会は「武器や防具」
フォロワーが支えきれない場面や、周りとの意見がぶつかってしまう場面もあります。
そんなとき、権利擁護支援委員会 がサポートします。
◎武器のように:本人やフォロワーの意見が通るよう、必要な場面で働きかける
◎防具のように:本人やフォロワーが困らないよう、周りとの調整をする
また、フォロワーが孤立しないよう、アドボケイト(支援の専門家) が定期的にフォロワーと面談をし、フォロワー自身の姿勢を振り返る機会を持ちます。
フォロワーが一人で頑張りすぎなくてもいいように、みんなで支え合う仕組みになっています。
フォロワーシステムがあると、こんな場面で力になる
・どこで暮らしたい?→フォロワーと話しながら、自分に合った選択肢を考えられる
・どんな治療を受けたい?→医師の説明を一緒に聞きながら、本人の気持ちを整理できる
・進学や仕事のことを決めるとき→自分に合った選択をするために、一緒に情報を集められる
・お金の管理に不安があるとき→どう使うのがいいか、一緒に考えられる
・ 自分の思いをうまく伝えたいとき→フォロワーと一緒に伝え方を考え、サポートしてもらえる
「ひとりで決めるのは不安…」そんなときも、フォロワーと一緒なら、本人の意思を大切にしながら進めることができます。

誰もが“フォロワー”になれる。けれど、一人ではない。
フォロワーは、特別な資格や専門知識を持った人だけが担うものではありません。
地域で暮らすあなたも、本人の願いや想いに寄り添う“支持者”として、とても大切な存在になれます。
けれど、相手の気持ちに寄り添い続けるということは、ときに迷いや戸惑いを生むものです。
そんなとき、フォロワーのそばには、経験豊かなアドボケイト(フォロワー支援専門員等)がいます。
アドボケイトは、フォロワーと一緒に悩み、考え、本人の想いをどう受けとめるかを丁寧に支えます。
その伴走があるからこそ、フォロワーは「本人に寄り添う姿勢」を保ち続けることができるのです。
一人ではないから、安心して踏み出せる。
それが、このフォロワーシステムの大きな特徴です。
フォロワーシステムについて詳しく知りたい方は、こちらの冊子をご覧ください!

フォロワーブック(小冊子)はこちらからダウンロードいただけます。
↓
フォロワーシステムを進めていくためのマニュアルも作成しました。豊田市の実践例と一般的な説明で構成しています。フォロワーブックとともにご活用ください。
