リスクのとらえなおし(PRT)
リスクのとらえなおし(PRT)
工事中
支援をしている人から思いや希望が表現された時、それに向き合いたいと思う一方で、 「それはムリ!」と思った経験はありませんか。
障害のある人などがリスクのある経験を行う時、弊害を最小限にしながら、できるだけ本人の選好を尊重して、リスクのある新しい体験への取り組みを支援する。その人選好や希望を前に進める、チャンスを活かす方法を考える意思決定支援も重要です。
「リスクのとらえなおし(PRT)」は、 豪州・La Trobe大学 Bigby,C教授らが開発したプログラムを、SDM-Japanが邦訳し、資料の内容に関する精査、日本文化に応じた改変等を行い再構成したプログラムです。( URL: https://www.enablingriskresource.com.au/)
「リスクがある」と感じる活動について丁寧に考えたら、もしかしたら挑戦できることもあるかもしれないことに、気づけるかもしれません。
リスクって?
「リスク」と聞くとネガティブなイメージを持っている人が多いかもしれません。でも、リスクは「中立的」な表現です。
リスクには、「ネガティブなリスク」だけでなく、「ポジティブなリスク」もあります。

「自転車に乗る」ということを例に考えてみましょう。

自転車に乗ることで、転んで怪我をすることや、事故に遭う可能性は高まるかもしれません。
しかし、自転車に乗れることで歩きでは辿り着けなかったところに行けたり、自転車友だちができるかもしれません。
現場で支援・ケアをしているときには、ネガティブなリスクを避けることが強調されることが多いかもしれません。
しかし、ネガティブなリスクだけでなく、ポジティブなリスクも検討しておかないと、もしかしたら、その人にとってのポジティブなリスク、チャンスなどを奪うことになるかもしれません。
散歩やドライブのルート、外食する場所を少し変えてみる。そんな小さなことからチャレンジしてみませんか?
研修ではどんなことがわかるの?
この研修では、「リスク」とは何かを学ぶとともに、「リスク」と「チャンス」のバランスを見直すための具体的な考え方や、方法を体験的に学びます。
□日頃の関わりの中で支援している人から希望が語られたり、チャレンジしたい気持ちが見えた時に、その活動・行為をした際にネガティブなことが起こる可能性と、ポジティブなことが起こる可能性、双方バランスを捉えようとする考え方を身につけることができます。
□本人の意向や希望に基づいて、経験をひろげていく支援の意義が理解できます。
□ リスクがある活動を「とらえなおす」取組みと、その意義がわかります。
研修ではどんなことをするの?(一部)
1)講義…ここに書いたことを詳しく説明します。
2)動画のスキットを使ったグループでのワーク…短い動画をみて、それについてグループでポジティブなリスクや、ネガティブなリスクについて考え、整理します。
3)リスクをとらえなおしながら支援をする時に考えておくべき重要な要素や、実際に支援現場で実践していく際の留意事項なども学びます。



目の前にいる支援している人の「ベストチャンス」を逃さないために、「リスクのとらえなおし研修」を通して、いっしょにいろいろ考えてみませんか。
研修のお申し込み、お問い合わせは、研修・講師の依頼 問い合わせのページからお願いいたします。