神奈川県大和市の県央福祉会会議室にて、『意思決定支援1日ワークショップ』

“認知症や障害があっても、その人らしく生きることを支える” 実践的意思決定のあり方を学ぶ

~Expressed wish vs Best interest(こころからの希望vs最善の利益)~

今、障害者権利条約に基づく障害のある人の権利擁護のための「意思決定支援」に取り組む仕組みが様々な現場に求められています。高齢者、認知症の方、障害のある方など、ご自分の意思を表現することが難しい方であっても、意思や希望は必ず持っています。 私たちは、ご本人のため (Best interest – 最善の利益) と考えがちですが、結果的に本人の本当の思いに添わない一方的な支援をしてはいないでしょうか? 南オーストラリア州でシェア・ニコルソン氏が開発した 「実践的意思決定支援」 のモデルを学び、ご本人のexpressed wish (こころからの希望) を知ることの大切さを理解し、意思を引き出す会話・スキルを学びませんか?権利に基づく意思決定支援の方法を経験しながら学びます。

当日は合計19名の方々がグループワーク、ペアワークなどに積極的に参加され、和やかな雰囲気漂う研修となりました。そして終了後のアンケートには、“「目的のある会話」のスキルや当事者へのアプローチが新鮮で参考になった”などの声が寄せられました。 これからもご本人の「心からの希望」を尊重する支援につながるものをどのように参加される方々に持ち帰っていただくか、試行錯誤しながら各地で研修を開催していきたいと私たちは考えています。