フォロワーシステムを活用した高齢者・障害者の意思決定支援モデル事業

フォロワーシステムを活用した高齢者・障害者の意思決定支援モデル事業

自分の気持ちや「こうしたい」という思いが、周りに丁寧に受けとめられ、生活の中で実現していく――。
 そんなあたりまえのことを大切にするために、私たちはフォロワーシステムを活用した、新しい支援付き意思決定・権利擁護支援の形を広げています。
フォロワーとは、本人の目線に近い立場から、その人らしさを尊重しながら「どうしようかな?」を一緒に考えていく“身近な支持者”です。
 助言したり勝手に代弁するのではなく、本人自身が自分の思いをさまざまな人に伝えられるよう応援し、一緒に活動する存在。これがフォロワーの役割です。
さらに、独立アドボケイトや障害のある当事者、専門職、地域の関係者が関わることで、
 「一人に頼りきりにならない」「本人の思いが置き去りにならない」
 という仕組みが生まれます。互いに協力しながらも見守り合う“相互の支え合い”が、このシステムの特徴です。
このモデル事業では、

  • 本人の「願い」や「大切にしていること」を出発点にすること
  • 本人が選び、決め、生活をコントロールできること(チョイス&コントロール)を守ること
  • 支える側が透明性を保ち、本人の権利を中心に据えること

を大切にしながら、地域に新しい権利擁護支援の形を育てています。
そして現在、私たちはこの仕組みを各地で実践し、地域ごとの工夫を生かしながら着実に広げています。
 地域の力と人のつながりを生かしたこの取り組みが、本人らしい暮らしを支え、社会全体をやさしく変えていくと信じています。 

Posted by sdm-japan