2025年度 実践シンポジウム

 

フォロワーシステムを活用した高齢者・障害者の意思決定支援モデル事業

2025年度意思決定支援実践シンポジウム(令和7年度)

〜法改正が⽬指す⽅向性とフォロワーシステムの実践から考える〜
⽀援付き意思決定が保障された未来像とは︖

 

 

 

障害者権利条約の批准以降、日本では本人の意思を起点とする支援への転換が求められています。2022年の国連審査では、成年後見制度に依拠した「代行決定」への懸念が示され、支援付き意思決定の制度整備が強く勧告されました。このような背景を踏まえ、現在は社会福祉法改正において「中核機関」や「新たな権利擁護支援事業」の法制化が検討される重要な局面を迎えています。
一社)日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan)はこのような動きと連動し、全国の自治体・団体と協働しながら、フォロワーシステムを用いた支援付き意思決定の地域実装に取り組んできました。フォロワー(意思決定支持者)は、障害のある当事者を含む市民が、本人にとって「気の合う友人」のような関係性を築き、本人の心からの希望や選好、価値観を支持しながら、本人と一緒にその思いを届けていく存在です。豊田市での先行実践に基づき、現在は埼玉県鶴ヶ島市、北海道津別町及び神奈川県相模原市など各地で、事務局や会議体の構築、フォロワー育成、事業評価体制の整備その他継続的な活動を支える多様な取組みが進んでおり、制度では捉えきれない「関係性の力」が地域に新たな可能性を生み出しています。
本シンポジウムでは、社会福祉法改正が目指す方向性と、各地で実践されているフォロワーシステムの実践を重ね合わせながら、支援付き意思決定が保障された社会の未来像を多角的に検討します。今年度は、取材動画を交えて実践のリアルを可視化し、制度化によって何を守り、何を広げるべきかを議論します。

日時 :2026年(令和8年)2月7日(土)13時~17時30分     
※開始15分前(12:45)にオンライン会場オープン予定

会場 :フルオンライン(Zoom、YouTube) ※見逃し配信もあります。
主催 : 一般社団法人日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan) 

対象 :
成年後見制度や意思決定支援の動向に関心のある自治体、中核機関、社会福祉協議会、NPO/NGO職員、これらの活動に携わる専門職、障害のある当事者・団体、市民 等

定員 :Zoom参加 300名

    YouTube視聴 無制限

参加費:無料

 

仔細はこちらのチラシ、要綱をご確認ください。↓
 

 

 

②プログラム内容について…日本意思決定支援ネットワーク
(Mail  info@sdm-japan.net )

Posted by SDM-Japan_ct