8月29日に、第1回トーキングマット基礎研修を開催しました
8月29日(土)、第1回トーキングマット基礎研修を埼玉県志木市で開催し、クラウドファンディングに協力してくださった方々を中心に10名にご参加いただきました。場所は志木駅からほど近い四季彩公園横の施設で、到着するやいなや「素敵な会場、快適」との声が次々に聞かれました。
基礎研修は、公認トレーナーであるSDM-Japan副代表の水島弁護士が講師をつとめ、英国トーキングマット社から送付されたばかりの最新のパワーポイントにそって進められました。講師は、膨大な資料を日本語に翻訳すべく研修直前まで大奮闘したそうです。
コミュニケーションが困難な方をサポートするために英国の支援者が開発したトーキングマットは、長年の研究を踏まえ改良されてきました。基礎研修では、研究の過程で考案されたサークルモデルや、WHOの国際生活機能分類の枠組みをトーキングマットの絵カードに応用したこと等について紹介されました。また、皆様にご協力いただいたクラウドファンディングの資金で制作することができた、日本語版の絵カードを用いた演習もあり、初めてトークングマットでやり取りをした方が、「こんなことまで話してしまいました」と、普段では口にしない内容を伝えたことに驚く場面もありました。
この日2度目の演習では、やり取りの様子を動画撮影しました。
録画を見て、受講者が互いの良い点を述べあうことは、トーキングマット研修の醍醐味です。表情や動作、声、言葉づかい、間合い等に表れた非言語のコミュニケーションを含む、その場の様子をありのままに振り返ることができます。
視聴後は、多くの有意義なフィードバックがありました。参加者全員がトーキングマットを経験し、気づきを通して学ぶ、アクティブな研修のひとこまでした。
基礎研修後のアンケートには、ポジティブな感想とともに、トーキングマットの活用や研究に向けての熱意が記されており、主催者として大変ありがたく思っています。
(集合写真撮影用に、ごく短時間マスクを外しています。
研修に際しては、新型コロナウイルス対策のため検温、アルコール消毒、定期換気、マスク着用等の対策を実施しております。)
(一社)日本意思決定支援ネットワーク副代表 小杉弘子
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