11月28日と29日の2日間、実践的意思決定支援ファシリテーター養成研修を開催しました

11月28日と29日の2日間、神奈川県大和市にて、実践的意思決定支援ファシリテーター養成研修を開催しました。

コロナウィルス感染拡大が懸念され、なかなか集まりにくい状況にもかかわらず、7名の方々に受講していただき、とても積極的な参加型研修になりました。

研修の主な内容としては、「権利とは」「心からの希望 (Expressed Wish) とベストインタレスト」「支援と救済」「実践的ファシリテーションモデル」などを1日目に実施しました。

2日目には「目的のある会話のスキル」そして「ピアコンサルタント(障がい当事者3名)をお招きしての演習」など実際のミーティング形式に近い形の内容でした。

今回もロールプレイ、ペアワーク、模擬演習など参加者の気づきに重点を置いたプログラムとなりました。

研修終了後実施したアンケートでは、「内容の濃い白熱したロールプレイは、とても学びが多かった」という意見や、「どれも身に沁みて気づきや学びがありました」「とても良い経験ができました。

また参加したいです」などの声がありました。

個人的には研修が終わったとき、私が学生時代に耳にした視覚障がい者のマラソンランナーのある言葉を思い出しました。

それは「ヴァイオリンを弾けますか?」と訊ねられたら「弾けません」と答える人が多いが、それは違う。本当は「いいえ、わかりません。弾いたことがないものですから」と言うべきではないか、というお話でした。

今回のような研修を積み重ねることで、受講していただいた方が日々の実践においてより可能性を信じていけるような研修プログラムにしていければと考えていますので、これからもよろしくお願いいたします。