豊田市にて「支援者向け意思決定支援研修」を開催しました!

2023年3月18日(土)、愛知県豊田市豊田福祉センターにて「支援者向け意思決定支援研修」を開催し、21名の方々にご参加いただきました。この研修は、日本財団助成の「自治体との連携による障害者・認知症高齢者等の意思決定支援モデル事業」として、SDM-Japanが愛知県豊田市と共同で活動している「豊田市地域生活意思決定支援プロジェクト」の一環として実施したものです。

当日の豊田市は、中心市街地一帯で「とよた まちパワーフェスタ2023 スプリング」が、豊田スタジアムでJリーグ第5節が開催されるなど、大勢の人・車でにぎわっていましたが、この研修会場にも熱い思いを持った方々が集い、計140分の講義+計150分の講義・演習から成る午前・午後のプログラムを通じ、意思決定支援について学び、感じる時間を過ごしていただきました。

ご参加の方々のアンケートの一部を紹介します(文章は少し改編させていただいています)

・日々の職務では専門職の視点からつい利用者様に対してサービスありきの説明を行いがちだが、本人の意思を十分に確認することの重要性を学ぶことができた。今後は本人が意思を伝えられる環境づくりに努め、引き出すことを心掛けたい。

・何度か同様の研修を受けたり、ネット等で資料を見たりしてもわからなかったが、今回の研修でようやく納得・理解できた部分がある。

・事例を交えながらの演習を通じ、望ましい支援のあり方を確認することができた。

また、研修終了後も会場に残り、同じグループになった方とお話や名刺交換をする様子があちこちに見られました。地域に根ざした新たなつながりが生まれる機会としていただけたのではないかと思います。

 

今回の実施を踏まえ、今後はさらにさまざまな方に受講していただけるように検討を進める予定です。

プロジェクトとしては、意思決定フォロワーさん他向けの研修プログラムなど、幾つかの研修を計画しています。それらもいずれ紹介できるように取り組んでまいります。
SDM-Japanは、豊田市ならびに日本財団との連携にもとづき、意思決定支援を含めた権利擁護支援が豊田市で豊かに広がっていけるようこれからもお手伝いをしていきたいと思います。

※「豊田市地域生活意思決定支援プロジェクト」については、ぜひこちらのページをご覧ください。