12月5日に、第4回トーキングマット基礎研修を開催しました
今回は、SDM-Japanの研修で初めて、九州での開催となりました!
大分県内外から11名の方が参加され、新型コロナウイルス感染防止のため、検温や換気、マスク着用、適切な距離をとるなどの対策をしながら進められました。
研修の始まりでは、参加者の皆様に“この研修に期待すること”についてお話しいただきました。「知的障害や失語症をもつ方の支援に活かしたい」「発達障害や自閉症の子どもの思いを知るために役立てたい」「認知症の人の意思を確認するのに有効なのでは?」などなど、それぞれに目的や期待を持って参加してくださったようでした。
今回の研修でも、理論や実践の7大原則等について講義を受けたのち、実際にトーキングマットを使って行う演習(ワーク)が3回組み込まれました。シナリオが用意されていて、認知症の方への実践では記憶が途切れる場面が設定されていたりなど、臨場感たっぷりです。
実践の様子を撮影し、みんなでその動画を見ながらお互いに「ここがいいね!」とポジティブなフィードバックをして気づき合い、学びが深められていました。
以下は、参加されたMさんの感想です↓
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演習で、実践の様子をビデオに撮ってお互いに見たのがとても勉強になりました。認知症の人の在宅生活のニーズを探る場面では、ゆっくりとわかりやすい問いかけや柔軟な対応、またトップスケールの設定も「できるーできない」ではなく「不安があるー大丈夫」といったように、認知症の方の尊厳を守るよう工夫されていたことに感動しました。
また、自閉症の方への実践の場面では「発語ができない=表現できない、というわけではない。決めつけないこと、先入観をもたないことが大事」だと学びました。講師が「決めつけてしまうと、問いかけることをしなくなってしまう。それは、本人の意思決定の機会を奪ってしまうこと」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
みなさんとても真摯に研修に臨まれていて、対象の方の本当の思いを知りたい!支援に活かしたい!という思いが、静かにひしひしと伝わってきました。こんなに熱心な方々が支援の現場でトーキングマットを活用していってくださることに、大きな可能性を感じた一日でした。
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